2013年03月18日

ワキガを治療するための手術の方法

脇の下には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺という汗を分泌する汗腺があり、汗の臭いの原因となります。エクリン汗腺とアポクリン汗腺の量で、ワキガの手術の方針は左右されます。汗腺から出る汗のにおいが特に強い場合、いわゆるワキガとなり、気になることがあります。雑菌が脇の下で増えたことで臭いがますます強くなることがあります。わきの下が雑菌のたまり場となるのです。

雑菌は、わき毛が多量に生えているとそこでこもり、汗の成分を栄養にどんどん増殖します。わき毛を剃っておくことで、臭いを減らすことが可能です。

ワキガは遺伝的形質によるため、両親の両方やどちらかがワキガの場合、遺伝によってワキガ体質になることがあります。ワキのにおいを低減させるためのデオドラント商品も数多く販売されていますが、根本的に治療するためには、ワキガの手術をすることで解決します。

アポクリン汗腺を外科的処置で除去することが、ワキガ手術では最も多いやり方です。エクリン汗腺や皮脂腺を同時に取り除くこともありますが、クリニックの判断や症状によって違いがあります。手術の痕跡を消し去ることはできませんが、メスの痕がワキの下のしわに紛れてわずかに残るだけという状態です。

ボトックス注射によってワキガ手術を行うというやり方もあります。ボトックスは多汗症の治療などにも使用される薬液で、注射によって患部に注入するため、メスを使う手術のような痕跡が残りません。

ワキガの症状がそれほどでもない時は、メスは使わず、カニューレという細い管を用いて汗腺を取り除くという方法も使えます。これは大まかな汗腺を吸引して、ワキガを抑えるもので、手術より痕が気にならないというメリットがあります。  


Posted by しゅー at 00:20Comments(0)ワキガ体質

2013年03月12日

ワキガの手術

ワキガの治療に手術を受ける人が最近は多いようです。

多くの人が、季節が夏に近づいて汗ばむ陽気になると、体臭やわきの匂いが気にしがちです。空調を行き届かせるために窓を開けない電車の中など、夏のさなかにはムッとする汗のにおいがたちこめます。

ワキガの自覚がある人は、実際のにおいがそれほどでもなくても何かと気になるものです。また、ワキガ持ちでない人でも、脇の下の発汗はどうしても匂いがつきまといます。

ドラッグストアなどで人気のある商品として制汗剤があります。寒い季節でも購入する人は多く、各社様々な商品を開発しています。制汗剤はわきの下の汗を抑えるのが目的なので、ワキガの症状に悩む人にとっても有効な手段の一つ。ただし、制汗剤はあくまでも対処的な方法なので、根本的なワキガの治療にはありません。

ワキガの人にとって、どうしても自分のワキのにおいを治したいのであれば、やはり手術による治療が一番確実な方法になります。医療クリニックや美容外科など、ワキガ治療を扱っているところに行くのも方法の一つです。

ですが、ワキガの治療には保険は適用されません。治療にかかる費用は高くなってしまいがちですので、そのつもりでいる必要があります。ワキガ治療には15万円~30万円の手術費用が必要となるといいますが、それ以上の費用が必要になることもあると言われています。

ワキガの手術費用の相場になるようなものがなく、どの病院で頼むかによっても相当の差があるとされています。ワキガの症状が手術でピタリと止まるかというと、必ずしもその限りではありません。どの程度の匂いなら治療が終了したと判断するかも人によって違います。

クリニックによってそれぞれ特徴のあるワキガの治療を行っているので、事前にカウンセリングを受けるなどして納得がいくまで説明を受けることをおすすめします。

いつまでも匂いが気になって、色々な手術を受け続けているという人もいます。ワキガの手術はメスを使うこともあるので、傷跡も気になる所です。  


Posted by しゅー at 17:25Comments(0)ワキガ体質

2013年03月08日

ワキガ体質と治療

ワキガの治療をする前に、ワキガになりやすい体質かどうか一度チェックしてみるといいでしょう。ワキガ体質かどうかは、遺伝によるものが多いため、まずは両親の体質を調べてみましょう。

遺伝による所が大きいので、もし両親ともワキガ体質である場合は80%、片親ならば50%の確立でワキガ体質は遺伝するといわれています。実際に両親がワキガかどうかは、特にワキガを持つ人ならわかるでしょう。体臭に神経をとぎすませている人は、自分の匂いだけでなく人の匂いも気づきがちです。

この他、ワキガ体質の見分け方には体毛の多さもあります。毛深い体質の人はワキガ体質の可能性が高いのです。これは、ワキガの理由となるアポクリン腺の数が、体毛の多さに関わっているためだとされています。

耳垢が常に湿っている人は、ワキガ体質だとされています。耳垢が湿っている理由は耳の中でも汗をかいているためであり、耳の穴の中の汗はアポクリン腺によるもので、耳垢の湿りはアポクリン腺の活発な働きを示している、つまりワキガもあると解釈できるわけです。

汗は、エクリン腺とアポクリン腺から分泌されます。ワキガの原因となるアポクリン腺の液は様々な成分を含有しており、衣類に黄色いシミを作ります。なので、服のワキに黄色い汗じみができるかどうかという点も、ワキガ体質かどうかを判断するための指針になる着目点だとされています。

日本では、ワキガの治療を望む人は数多くいます。そのためワキガの治療方法もメスやレーザーによる手術の他にも、ボトックスや超音波を用いた治療などがあり、それぞれに特徴があります。一方、日本人に比べてワキガ体質を持つ人が圧倒的に多い欧米人は、ワキガを問題視してなく、治療を受けてワキガを解消しようともしないようです。  


Posted by しゅー at 16:34Comments(0)ワキガ体質

2013年03月06日

ワキガの治療

日本人の20人に1人はワキガだということが分かり驚きました。ワキガの症状や体質に合わせて治療方法もさまざまあり、選択することができるようです。

ワキガの症状がないという人であっても、気温も湿度も高い夏のさなかには発汗量も増加し、ワキのニオイが気になってしまうものです。ある統計ではワキガを感じる日本人は8%にも登るとされ、かなり多くの人がワキガの症状があるといえるでしょう。

では、日本人以外の国では、ワキガを持つ人はどのくらいでしょう。驚くべき事に、白人は全体の7割から9割にワキガの症状があります。また、黒人は100%がワキガだといいます。そのような影響もあり、海外ではワキガは病気と見なされてはいません。

ワキガを悩む人もほとんどいないため、治療でワキガをなくすという考え方がありません。

ワキガに悩む人が少ない日本では、ワキガを持っているとそれだけで目立ちます。そのことが、ワキガに対する価値観や治療法の発達に関わっているようです。誰かの体臭がエレベーターや電車の中で、臭ってくることが気になるという経験は少なくありません。

日本人は自分のワキガにも他人のワキガも気づくことが多く、文化や価値観の上でも匂いに気を使う傾向があるといえるでしょう。抗菌加工の家電用品や文房具、トイレやカーペットの除菌ができるスプレーなど、においの元を立つ商品が数多く販売されています。

まずワキガの原因や匂いの元を確認してみてください。治療によってワキガの症状が気にならなくなるならそれも有用なことですが、自分でできる匂い対策だけで対応できることもあります。

不必要に体臭を気にして、ワキガの症状がないにもかかわらず体臭がコンプレックスだという人もいます。匂いは目に見えず、はっきりした指針が身近にないため、一度思いこむとそうとしか考えられなくなってしまうこともあります。  


Posted by しゅー at 00:25Comments(0)ワキガ体質