2011年03月02日

脂肪燃焼のメカニズム

腰のあたりについてきた脂肪が、なんとなく気になったりはしていませんか?

脂肪を少しでも減らしたいと考えてはいても、その脂肪を燃焼させるメカニズムをきちんと理解していないと、効果的に脂肪を減らす事は出来ません。

それでは、脂肪燃焼のメカニズムを説明していきましょう。まず、体の中に蓄積されている体脂肪は、運動を行う事によりそのエネルギー源として燃焼します。

燃焼するまでの流れとしては、

▽運動を行う事で体温が上昇し、血糖値が下がる

▽血糖値を安定させようとするホルモンの「グルカゴン」が分泌される

▽このグルカゴンから指令を受け、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」が活性化されて、体脂肪を「脂肪酸」と「グリセリン」の2つに分解する

▽分解された脂肪酸が血液の中に入ると、「遊離脂肪酸」となり、全身の筋肉に運ばれて運動エネルギーとして消費される

このようにして、体の中の体脂肪は燃焼していくのです。ただ、私達の体の中には、糖分と体脂肪という2つのエネルギー源があって、通常運動エネルギーとして使われているのは糖分の方です。
この事から、体脂肪を燃焼させる為には、まず糖分をエネルギーとして使い切り、その上でさらに体脂肪を燃焼させる為に、一定時間以上の運動が必要となってくるのです。

また、せっかく体脂肪が遊離脂肪酸に分解されても、運動エネルギーとして燃焼させる事が出来なければ、また元の体脂肪へと戻ってしまう事も覚えておいて下さいね。  


Posted by しゅー at 13:04Comments(0)体脂肪